本田翼の髪型と似合わせについて美容師が徹底解説
最近ショートヘアにする女優さんが増えてきていますよね!
出典 https://www.youtube.com/watch?v=dMmPH1_vNj4
本田翼さんがボブからバッサリ!
また、ショートヘアになりました。
やっぱり本田翼さんはショートヘアの方がかわいいと評判のようです。
サロンにお越しいただくお客様も本田翼さんのようなショートヘアにしたいという女性は多いです。
ショートにしようかなというときに一度は参考にした方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな本田翼さんの髪型について解説したいと思います。
本田翼さんの最新のショートヘア
まずは2017年の年末にバッサリ切ったときのショートヘアを再現してみます。
本田翼さんのショートを再現
かなり軽さの入ったショートヘアです。
前髪が透けるくらいの薄さにカットされています。
少しボーイッシュな印象のショートヘアです。
バックはウェイトの高さを上げることで頭の丸みが綺麗に出るようにカット。
本田翼さんのショートヘアを作るときは正面、サイドどこから見てもひし形シルエットになるように作るのがポイントです。
どこから見ても頭の形、顔の形が綺麗に見えるのが本田翼さんのショートヘアなのです。
スタイリングのポイント
少しツヤが出るようなワックスをつけてくしゃっとスタイリングしているようです。
くしゃっともみこんだ後、少しサイドは耳にかけるのがオススメです。
本田翼さんのショートボブ
本田翼さんといえばこの髪型ですよね!
本田翼さんのショートボブを再現してみます。
本田翼さんのショートボブを再現
本田翼さんは前下がりのショートボブにしていることが多いです。
ショートヘアの時と違い顔周りに長さが残っているのがポイントです。
ショートボブはボブとショートの中間の長さです。
ボブのようなカットラインを残しつつ適度に段を入れて軽さを出すとショートボブになります。
スタイリングのポイント
ショートボブは普通に乾かしただけでも大丈夫ですが、髪質によっては顔周りがはねやすいと思います。
乾かし方のコツを覚えれば簡単にかけるのです。
やり方は簡単で少し下を向いて後ろからドライヤーの風を当てることです。
それだけで根元の方向が前を向いて内巻きになりやすくなります。
仕上げにサイドは耳にかけて少し表面の毛束をアイロンで動かすと可愛くなります。
本田翼さんのボブ
ドラマ『奥様は取り扱い注意』の頃は重めのボブでした。
本田翼さんのボブを再現してみます。
本田翼さんのボブを再現
毛先に厚みを残したベーシックなボブスタイルです。
ドラマの本田翼さんの髪型はパーマをかけていますが、今回の人形はアイロンで巻いてスタイリングしました。
スタイリングのポイント
パーマをかけた場合は、毛先をくしゃっと持ち上げるようにして乾かすと毛先のパーマ感が出ます。
パーマは引っ張って乾かしてしまうとすぐに取れてまうので気をつけましょう。
パーマをかけない場合は26mmのアイロンで中間から毛先を逃がすようにして巻くとゆる巻きができます。
毛先を逃して巻く方法に関してはこちらの動画をご参考にしてみてください↓
動画の巻き方は近年流行のゆる巻きの基本です。
もし、難しいなと思う方はパーマをかけた方が手入れは楽になると思います。
パーマに関してはこちらもご参考にしてみてください↓
https://favour-hair.com/perm/bob_cold_perm1/
ショートとショートボブの違い
ショートとショートボブはよく混同されるのでその違いを解説しておきます。
「ショートにしたい」と伝えるのと「ショートボブにしたい」と伝えるのではイメージと仕上がりがかなり変わってしまうこともあるからです。
ショートかショートボブなのかは
- 顔周りの長さ
- サイドのカットライン
で変わります。
顔周りの長さ
一般的に
- ショートボブは顔周りの長さが顎位まで
- ショートヘアは顔周りが短い
という傾向があります。
なのでショートの方がショートボブより短いです。
ショートボブは顔周りに長さが残る分、正面から見た時にボブっぽさが残るのが特徴です。
ただ、顔周りの長さが残っているだけではショートボブにはなりません。
サイドのカットラインもポイントになります。
サイドのカットライン
ショートボブはボブっぽいまっすぐなカットラインがサイドに残っているのが特徴です。
一方、ショートヘアはサイドのカットラインがあまり残らないようにカットされています。
毛先にボブのようなライン感があるかどうかでショートボブっぽさが決まります。
違いがわかりましたでしょうか?
ボブとショートの間の性質を持つのがショートボブなのです。
次の章から顔型別の似合わせについて解説します。
丸顔の方への似合わせ
顔の大きさなどが条件が全く同じになるようにイラストを描いて解説していきます。
顔周りの長さと似合わせ
顔周りの長さで印象が変わります。
左のイラストのようにシルエットが丸いと顔も丸く見えやすいです。
右のイラストのように長さを残すと顔はすっきりとして見えます。
より本田翼さんっぽいのは左のイラストですが、顔の大きさが気になる方、ふくよかな方は余計に顔が膨れて見えてしまうことがあります。
動きや外ハネを取り入れると小顔に見えるのですが、本田翼さんっぽくはなくなってしまいます。
割とふくよかな方なことを気にされている方は顔周りの長さを残したショートボブやボブにすると良いです。
丸顔でも顔の大きさがそこまで気にならない方は左のイラストのようなショートボブも似合います。
前髪
丸顔をカバーするために前髪は隙間を作るのがベターです。
丸顔をカバーしやすい前髪は次の2つです。
- シースルーバング
- 流し前髪
シースルーバング
前髪を軽めに作ることで丸顔をカバーすることができます。
重めのパッツン前髪にしてしまうと顔の輪郭が強調され、余計に丸く見えてしまいます。
流行の感じを取り入れたい場合は、このような透ける前髪がオススメです。
流し前髪
割と万人にはまりやすい前髪です。
ただ、流し前髪は前髪が目にかかるのがうざいという方が多いです。
うざいくらいの長さがベストなのですが、どうしても我慢できない方は短めにすると良いですね。
前髪の幅
本田翼さんは前髪の幅をかなり広く取っているのですが、丸顔の方はあまり真似しない方が良いです。
前髪の幅が広いと余計に顔の丸さが際立ってしまいます。
丸顔の方は前髪の幅は少し狭く取るのがオススメです。
丸顔と似合わせまとめ
丸顔の方が本田翼さん風ショートボブにする場合は、次の3点を意識しましょう。
- 前髪の幅は狭めにして丸顔をカバー
- シースルーバングか流し前髪がオススメ
- (顔の大きさが気になる方は)顔周りは少し長めのショートボブやボブがオススメ
丸顔でお悩みの方は参考にしてみてください。
下膨れ・エラ張りの方への似合わせ
基本的には丸顔の方への似合わせとほぼ同じですが、少しだけ注意点があるので補足しておきます。
エラが張っている方や下膨れの方は右のイラストのようなショートヘアにすると、どうしても目立ってしまいます。
なのでエラの張り具合や下膨れの程度にもよりますが、ショートボブにして隠してしまった方が小顔に見えるのでオススメです。
エラ張りと前髪
いわゆるホームベース型と言われる顔型の方は前髪の形をまっすぐに作ってしまうと顔が四角く見えてしまいます。
前髪はややラウンドさせてカットするか、流し前髪にしてあまりカットラインが見えないようにすると似合います。
面長の方への似合わせ
顔周りの長さと似合わせ
面長の方は右のイラストのように顔周りを長く残してしまうと顔が長く見えてしまいがち。
下図のように人は囲まれた領域を認識しやすいという傾向があるからです。
面長の度合いにもよりますが、中途半端の顔周りの長さを残すと面長が強調されてしまうことがあります。
なので本田翼さんと同じくらいまで短くしてしまう方が似合います。
ただ、あごがしゃくれているタイプの面長の方は似合わないので注意が必要です。
実は面長は大きく分けて2種類あります。
- 目から口までの距離が長いタイプ
- あごが長いタイプ
一緒に書かれているサイトが多いですが…
一般的に「面長はショートが似合わない」と言われる場合は、この「あごが長いタイプ」を指していることが多いです。
あごがしゃくれている方は前下がりのショートボブでカットしてしまうと、横から見たときに余計にあごが出て見えてしまいます。
左のイラストのようにあごが余計に出て見えてしまうわけです。
あごがしゃくれている方は前下がりショートボブにはせず、ボブ以上の長さにするのがオススメです。
前髪
前髪はあまり隙間を作らず、厚めに作るのがオススメです。
顔の縦の距離が短くなるように作るのがポイントです。
前髪の幅
本田翼さんのように少し前髪の幅が広めにカットすると良いです。
前髪の幅が狭いと余計に顔が細長く見えてしまい、面長が際立ってしまいます。
前髪の両サイドを少し丸くカットすると面長感がさらに減ります。
面長と似合わせまとめ
面長の方は次の4点を意識するのがポイントです。
- 前髪は薄くせず、厚めに作る
- 前髪の幅は少し広くする
- ショートボブの顔周りはあごより長く切らない
- しゃくれている方は前下がりではなく、ボブがオススメ
面長を気にされている方は参考にしてみてください。
まとめ
本田翼さんの髪型と似合わせについて解説しました。
実際には他にもたくさんの似合わせのポイントがあります。
ショートヘアの似合わせについて書き始めると、とても一つの記事だけでは書ききれません。
そのため今回はなるべく、ポイントとなるところを押さえて解説をしました。
実際のサロンワークではたくさんのことを考えながら一人一人に似合う髪型を提供するように日々努めています。
- 似合う髪型がわからないという方
- 似合う髪型にしたいという方
是非一度お任せください。
お客様の施術例も参考までにどうぞ↓
https://favour-hair.com/before_after/short_hair_same_with_the_picture/
https://favour-hair.com/before_after/long_face_short_bob/