髪質に合わせたカットが何よりも大事
日々くせ毛でお悩みのお客様の相談に乗っています。
みなさん色々とやりたい髪型があると思いますが、その髪型を決める前に絶対に無視できないものがあります。
それは生え癖やクセなどの髪質です。
髪質によって合う合わないというものは、多かれ少なかれ必ずあるものです。
髪質を無視したヘアスタイルを強引に作れば、扱いずらくなりお家での再現が難しくなってしまいます。
今回は実際の施術例を見ながら、そんな話をしていきたいと思います。
大きくうねる癖
とても大きくうねるとてもきれいなくせっ毛です。
このような形状のくせ毛の方はこのくらいの長さだとまとまりが悪くなってしまいがちです。
今回は少し短めのショートヘアにカットすることになりました。
ショートにすれば良いというわけではない
一応補足しますが、くせ毛はショートヘアにすれば収まるというわけではありません。
僕のショートヘアのお客様が多いのでブログもショートヘアの記事が多いです。
ですが、ショートヘアにしない方が癖が収まるという例もあります。
例えば、ロングヘアの方でバッサリ切ったら、思わぬクセが出てきてまとまらなくなってしまった…
こんな経験をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ロングヘアの時は気づかなくても、実は癖があったという方は意外と多いものです。
また、中にはボブまではまとまっても、ショートボブまで切ると、毛先がはねて扱いづらくなってしまうという方もいます。
くせの種類やくせが出てしまう部分は人それぞれ違います。
ベストな長さは人それぞれなのです。
髪質に合わせたカットが何よりも大事
どんな髪型が自分の髪質に合うのかなかなかわからない方も多いと思います。
まずは切って欲しい美容師に直接見てもらって意見を聞くのがベストだと思います。
ちょっとした長さの違いでも扱いやすさが劇的に変わることもあります。
勝手に諦めずに相談し、プロの判断を聞いてみましょう。
髪質に合わせてなるべくカットだけで収まるスタイルをご提案しています。
どうしてもやりたい髪型がカットだけでは実現が難しい場合は、パーマや縮毛矯正など薬品の力を借りて形を変えていくことも視野に入れる必要が出てきます。
くせ毛を生かす髪型にされる方の中にも前髪だけ矯正をかけたりする方もいます。
必要のない施術は一切勧めませんが、場合によっては必要になることもあるということを覚えておきましょう。
仕上がり
今回はカットのみでクセを生かしたショートヘアにさせていただきました。
手で乾かしただけです。
乾かす時はなるべく、手で引っ張らないようにしてます。
ほとんど風を当てるだけで乾かしてます。
ちょっとだけワックスをつけて仕上げています。
襟足はかなりすっきり切ってます。
襟足が短めの方がまとまり、カットの持ちが良くなるからです。
また、表面の髪はちょうど髪の毛一本一本がS字を描ききるくらいの長さでカットしています。
これ以上伸ばしてクセが波状になってしまうと、ビフォアのようにまとまりが悪くなってしまうからです。
今回はこのようなスタイルにさせていただきましたが、もちろんもう少し長さを変えて、違う形のショートヘアを楽しむこともできます!
ビフォア・アフター
くせ毛でお悩みの方は髪質に合わせたカットで扱いが楽になります。
まずはどんな髪型が合うのか相談してみましょう。