くせ毛を活かしたカット

2016年10月4日

美容師のTakuyaです。

 

今日は母が久しぶりに髪をカットしてほしいとうことだったのでカットすることに・・・

母はパニック障害になってから美容室に行ったことがありません。

美容師になってからは僕がカットやカラーをしていました。

もう1年くらい切ってなかったのかな?

最近はほとんど時間がなかったので今までは髪を切ってあげる余裕がなかったのです。

久しぶりの親孝行ですね。

ビフォーはこちら↓

 

かなりの癖っ毛です。毛先がダメージして明るくなってしまっています。

もうロングには飽きたということなので短くすることに。

割とふくよかな体型なのであまり短くしすぎると顔が大きく見えて太って見えてしまいます。

そのことを踏まえて長さを決めていきます。

 

切りやすいように霧吹きで濡らしてからカットします。

 

 

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長さを切りました。写真ではわかりにくいですが少しだけ段を入れてあります。

髪の毛は乾かすとその人が持っているくせが出てきます。

癖が出ると短くなるのでこの時点では少し長めにカットしておきます。

 

また、この状態ではまだスキバサミは入れません。

どうしても急がないといけない時は時短のために濡れた状態ですくこともありますが、なかなか細かいニュアンスをつけづらくなったり、すきすぎてしまったりするので僕はあまりやりません。

乾かしていきます。

乾かしてから癖がどれくらい出るのか?どこに重さが溜まるのか見極めながらカットします。

 

 

毛量調整前

乾かすとかなりボリュームが出てきますね。

毛は細いのですが、髪が多いので広がりやすいです。

ここであまり段を入れすぎると広がってしまうので今回は控えめに段を入れます。

適度に段が入ることで動きが出やすくなるのでくせが出てきた時に綺麗な巻き髪スタイル風になるのです。

 

前髪など顔周りはここで初めてカットしていきます。

濡れたままでは絶対にカットしません。

より仕上がりに近い状態でカットすることで細かな調整ができ、その人に似合わせることができるのです!

 

明るくなってしまっていた毛先がもうほとんどなくなりましたが、根元が伸びてきてしまっていたので、カラーをすることにしました。

今回は本人の希望もあり、全体的にベージュ系のカラーで染めていきます。

 

カラー塗布後

 

ダメージが気になるので今回はイルミナカラーを使いました。

イルミナカラーはその特許技術によりほとんど髪を傷ませずにカラーすることができます。

仕上がりもまるでトリートメントしたかのような手触りです。

 

仕上がりはこちら↓

 

まるでパーマをかけたかのようですね。

今回はアイロンは使わずに癖を活かしてスタイリングをしました。

根元を乾かしてから、毛先をねじってくせを内に入れ込むように乾かしています。

カットしたことでスカスカだった毛先がなくなり、まとまりが出てきています!

 

 

 

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ビフォア・アフター

before&after1

 

 

 

表面に見える髪は傷つけないようにカットしているのでツヤは失われずに軽さが出ています。

また、まとまりがよくなって扱いやすくなっています。

 

本人も喜んでくれたようで良かったです!

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