傷みすぎた髪はどこまで補正できるのか?

2020年7月8日

青山・表参道 ダメージ毛の縮毛矯正 アイロンなしの仕上がり 髪質改善

 

 

 

髪が傷みすぎて困っている方も多いと思います。

 

そんなダメージ毛の縮毛矯正について今回は解説をしたい思います。

 

 

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毎回毛先まで縮毛矯正をかけて毛先がビビリ毛に

毛先まで毎回縮毛矯正をかけてビビリ毛

毛先がチリチリになってしまっています。

 

毎回全体の縮毛矯正をされていたようです。

確かにそのほうがその時の仕上がりはよく見えるのかもしれません。

ですが、確実に髪の体力を削ってしまうので、写真のような深刻なダメージが出てきてしまう恐れがあります。

 

チリチリになってしまった部分はもうカットするのがベストですが、長さは残したいとのことで今回はダメージ補正をします。

 

 

 

毎日半乾きでアイロンをしてさらに悪化

くせ毛だけでなく、アイロンによるダメージの積み重ねで膨張してしまっている髪

縮毛矯正をやめようと思って伸ばしている間、毎日アイロンをされていたようです。

半乾きの状態でアイロンを入れてしまうことが多いようで、毛先だけでなく、全体の状態がさらに悪化してしまっています。

 

濡れた状態でアイロンはかなり髪を痛ませてしまうので絶対にやめましょう!

 

くせ毛で縮毛矯正やアイロンのダメージで毛先がチリチリになってしまっている

 

縮毛矯正をするのと毎日アイロンするのはどちらが傷みますか?

 

とのご質問をよくいただきますが、

毎日アイロンをする方が傷みます。

1回あたりのダメージはアイロンの方が少ないです。

ですが、毎日のアイロンが積み重なっていくと、最終的には縮毛矯正を1回した場合よりもさらに傷んでしまいます。

 

アイロンを繰り返せば繰り返すほど、温度を高くしないと真っ直ぐにならなくなっていきます。

これはアイロンの熱で髪がだんだん硬くなってしまうからです。

また、傷めば傷むほど髪は湿気に弱くなってさらに癖が強くなってしまいます。

あまりに傷んでいると縮毛矯正のをかける際の難易度が上がってしまうので、できればなるべく控えていただきたいというのが美容師の正直な思いです。

 

総合的に判断すると、アイロンよりも縮毛矯正の方をかけてしまった方がその後も良い状態をキープすることができます。

 

「縮毛矯正を止めてくせ毛を生かした髪型にしたい」という方も毎日アイロンするのは控えましょう。

ひどく傷んでしまっていると、くせ毛を生かした髪型にもしずらくなってしまいます。

 

 

ビビリ毛のダメージの改善とその限界

毛先がダメージの積み重ねでチリチリになってしまっている

 

どんな明るいカラーをしていようが、ブリーチをしていようが、髪に余力さえ残っていればきれいにすることはできます。

ですが、髪がチリチリになるほど傷んでしまっている場合はどうしても改善が難しいものです。

 

ボロボロになってしまっている毛先を何事もなかったかのように艶々にできるのか?

というと正直難しいというのが現実です。

あまりに傷んでしまっている場合は基本的には切ってしまうというのがベストです。

 

ですが、今回は長さは切りたくないということでしたので、根元から中間は縮毛矯正、毛先は質感改善を同時に行っていきます。

質感改善でチリチリな髪を多少改善することはできますが、完全に元の状態に直治ることはありません。

 

何よりも大事なのはダメージの予防です。

「傷んだからどうしよう」ではなく、「そもそも傷ませないように気をつける」ということが大事です。

 

まずは日頃から髪が傷まないような最低限のケアをすることです。

  • 髪は濡れたまま放置せず、すぐにきちんと乾かす
  • 過度なブラッシングをしない
  • ヘアアイロンはなるべく控える

まずはこれだけ守りましょう。

 

もう一つはプロに任せるということです。

カットだけする場合でも、美容師の切り方次第で髪が傷んでしまいます。

どんな施術も使用する薬剤や施術方法などで結果にかなり差が出ます。

きちんと髪を大切にしてくれるプロに任せましょう。

 

 

仕上がり

根元から中間までは縮毛矯正、毛先は質感改善だけしてます。

アイロンなし、乾かしただけの仕上がりです。

 

ボロボロだった髪をここまで改善することができました。

 

 

癖がかなり強かった内側の髪も綺麗になっています。

 

 

 

毛先のビビリ毛を完全にツルツルにすることはできませんでしが、結果にはご満足していただけました。

 

チリチリになっている部分は今回の例のように多少改善できることもありますが、基本的には切るしかありません。

こうなってしまう前にまずは傷ませないためにはどうするべきか一人で判断せず、プロに相談しましょう。

 

 

髪の状態がチリチリで悩んでいる方はこちらの記事もぜひご参考に↓

 

 

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