お客様に知ってほしいデジタルパーマで髪が傷む原因・・・
デジタルパーマをかけたら髪がすごい傷んだ・・・
最近お客様からそんなご相談をよくいただきます。
そういった髪の方の状態を見てみると確かに
毛先がパサパサでゴワゴワしている
方が多いように感じます。
どうしてこんなにも傷んでしまったのでしょうか?
実際にはデジタルパーマをかけてもあまりダメージを感じさせずにパーマをかけることはできます。
今日はもしこれをやられたらまずいかも・・・という話を書きます。
一剤を流した後濡れたままの状態で待たされる・・・
まず一剤をつけて髪の毛の結合を切ります。
少し置いたら流します。
それで流したらすぐ巻き始めるのですが・・・
もしここで30分とか待たされるとその間もどんどん結合が切れていきます。
実は一剤を流した後も髪の結合は切れていきます。
薬を流しても反応は進んでいるのです。
巻くのが遅い
同様の理由でたらたらやっていると反応がどんどん進んでいきます。
なるべく早く巻きたいものです。
効率よく仕事することで無駄なダメージを抑えられます。
薬剤をつけながら巻くデジタルパーマ持ちが悪い
時短でできるつけデジといわれるものです。
問題なのはクリーム状の薬剤をつけてすぐにロッドを巻き始めるやり方です。
一剤を流す手間がない分、結合を切る時間が減り、確かに傷まないのですが・・・
クリーム状の一剤が二剤の浸透を妨げてしまうので結合が繋がり切らずに終わってしまうことがあります。
だんだんパサついてきてしまったり、あまり持ちが良くなかったりします。
加温時間が長すぎる
え?100℃で20分??
そ、そんなに加温するんですか?
僕としてはちょっとした軽いカルチャーショックだったのですが
デジタルパーマのやり方は美容師によって結構差があるようです。
デジタルパーマがあまり得意でないという美容師に聞いてみたところ
どうやらメーカーのレシピ通りにやっているんだとか・・・
薬剤とロッドの選定だけでカールの大きさをなんとなく想定し
加温はいつも通り100℃で20分・・・
基本的にメーカーのレシピ通りでやってうまくいくことはありません。
お客様によって髪質や髪の状態など違うからです。
実際には10分でも十分かかります。
まとめ
今回紹介したこと以外にも無駄に傷む原因はたくさんあります。
使用する薬剤の選定、放置時間、いろんな要素を間違えると無駄に傷みます。
ですが今回はお客様の視点で見て判断できることだけを書きました。
1剤(結合を切る薬)を流した後、無駄に待たされたり・・・
加温時間が異常に長かったり・・・
このようなことがある店はデジタルパーマのクオリティが低い傾向にあります。
マンツーマンでやってくれる美容室なら少なくとも無駄に待たされる心配はないと思います。
デジタルパーマで傷んでしまったという方は振り返ってみてください。
多分どれかが当てはまっているかと・・・