髪質改善を繰り返しても何も変化を感じなかったお客様の縮毛矯正

ここ数年で髪質改善について聞かれることが非常に増えました。

髪質改善については過度な期待をされている方が非常に多いです。

そこで今回は巷で流行っている髪質改善と縮毛矯正の違いなどについて解説することにしました。

 

 

スポンサーリンク

美容室ジプシーをされていたお客様

ブログを見てご来店いただいたお客様

以前に縮毛矯正で海苔みたいに張り付いたような仕上がりになってしまい

それからは縮毛矯正をやめていこうと思ったそうです。

 

このくせ毛がなんとかならないかと今まで多い時にはひと月に2回くらいのペースで色々な美容室を転々とされていたそうですが…

今までたくさんのトリートメントや髪質改善を繰り返して…

なかなか満足いく結果にならず

およそ2週間前に酸熱トリートメントをしてからご来店されました。

 

くせ毛と髪質改善の相性は?

一般的に髪質改善と言われるものは3パターンに集約されます。

 

  1. トリートメント
  2. 微還元トリートメント
  3. 酸熱トリートメント

 

この3つに分類されます。

 

一つ目のトリートメントですが、これは基本的に表面をコーティングして指通りを良くしたり、ツヤを出したりするものです。

内部補修もしてくれますが、癖の形状はそのままです。

トリートメントでは髪の形状は変わりません!

そのため、くせ毛の方がやってもあまり効果は期待できないでしょう。

艶も出ない、広がりも収まらないです。

 

2つ目の微還元トリートメントと言われるものです。

これは縮毛矯正などで使用するチオグリコール酸などの還元剤が含まれたトリートメントです。

基本的には弱い縮毛矯正だと思ってください。

弱い癖は伸びるかもしれませんが、そこそこうねりが強い場合はほとんど変化を感じられないでしょう。

しかも髪の体力が削られるというデメリットがあります。

 

3つ目の酸熱トリートメントですが、

グリオキシル酸に代表される。

SNSで見る酸熱トリートメントはアイロンして仕上げているものが全てです。

酸熱トリートメントはその仕組み上最後に熱を入れる必要があるからです。

この酸熱トリートメントですが、癖を伸ばす効果はほとんど期待できません。

カラーのダメージで広がっている人には効果があるかもしれません。

3回以上繰り返すと効果を感じるという謳い文句ですが、繰り返すと髪の毛が硬くなることが報告されています。

僕はメニューから無くしました。

 

ある程度強いくせ毛の方は

  • ボリュームを抑えたい
  • うねりを抑えたい
  • ツヤを出したい

などの目的でこれらの施術を行なっても、残念ながらあまり効果は期待できないと思っていただいた方が良いです。

むしろやり方によってはデメリットの方が大きくなります。

 

 

髪質改善と縮毛矯正の相性はよくない

特に表面の部分は切れ毛も多く、それが

元の髪質によるものなのか?

過去の施術で切れてしまったのか?

判別が難しい状態でした。

 

トリートメントであればそこまで問題ないのですが、微還元トリートメントや酸熱トリートメントをしている場合は話が異なります。

 

特に酸熱トリートメントと縮毛矯正の相性は悪く、酸熱トリートメントを繰り返した髪に縮毛矯正をしてチリチリになったり、パサパサになってしまったという事故も耳にするようになりました。

 

髪質改善と謳われていても高温でのアイロンを使用したするものも増えており、髪質に合わない施術によって髪の状態がむしろ悪化しているというケースも増えております。

 

お客様は2週間に一度美容室を変えていただけでなく、最後に酸熱トリートメントをしたとのことで非常に履歴が読みづらい状態でした。

 

 

ph逆移行還元でじっくり還元

今回はph逆移行還元という手法を使いました。

一般的な美容室で行われるアルカリ矯正(コスメ矯正なども含む)とは異なる矯正方法です。

アルカリ矯正では過軟化状態でアイロンを入れるので髪が焼けて硬くなってしまいます。

一方、逆移行還元ではアルカリによる過軟化を抑えつつしっかり還元するので髪がブヨブヨにならず、後のブローやアイロンで髪が傷みづらくなります。

 

酸性矯正と違ってトリートメント成分などの疏水物を入れ込みやすいというのもメリットです。

また、酸性矯正のように酸化不足になる心配もないのでその後の劣化が少なく済みます。

 

活性ケラチンやその他諸々を使用して髪を補強しつつ癖を伸ばしてきます。

 

逆移行還元でしっかり還元すると1剤を流した時点でほとんど癖は伸びた状態になります。

その濡れた状態からツインブラシでブローしてほとんど癖を伸ばしてから、最後に軽くアイロンを入れてよりキレイな状態にします。

 

最後に酸化したら流して完成です。

 

仕上がり

乾かした後。

アイロンなし仕上げです。

 

乾かしただけで自然に内巻きになります。

 

 

艶々サラサラになりました。

 

 

ビフォア・アフター

 

髪質改善では強い癖は伸びません。

ボリュームも落ちません。

 

縮毛矯正で伸ばす方が早いかもしれません。

 

くせ毛でお悩みの方で髪質改善を検討されている方は参考にしみてください。

 

スポンサーリンク