多毛で爆発してしまう癖毛をph移行還元で縮毛矯正しスッキリショートヘアに

 

癖が強い方は縮毛矯正をしても癖が伸びきらなかったり、逆にしっかり伸びても傷みすぎてしまったりすることがあると思います。

今日はそんなときに用いる手法の一つとして行うph移行還元を利用した縮毛矯正について解説をします。

この方法は癖をしっかり伸ばしたいから薬剤のパワーをあげたいが、髪がダメージしていてなかなか強い薬を使うことができないというときに活躍する手法です。

実際のお客様の例をみながら解説して行きたいと思います。

 

 

多毛×癖で爆発してしまう

ブログを見てご来店いただきました。

 

 

こ、これは…。

 

 

非常に多毛で、波状毛と呼ばれる形状をしています。

 

 

下ろすと膨らんでしまい手に負えないため、いつも縛っておられるようです。

 

一見わかりづらいのですが、今まで地毛に近い色で白髪染めをされていたそうです。

やはり触ってみると結構ダメージが進行していました。

 

癖は強いですがあまり強い薬剤を使用してしまうとチリチリになるリスクがあります。

このようなケースは多々ありますが、非常に難易度が高い施術になります。

 

 

癖毛多毛の方がショートヘアにする場合の大切なこと

今回はお客様の希望でスッキリとしたショートヘアにしたいとのことです。

 

そこでまずは癖毛の方がショートヘアにする際の注意点についてお話をしました。

 

 

多毛の方がショートヘアにすると、やはりある程度時間が経てば膨らんできてしまいます。

なので割と短い間隔でカットする必要があります。

 

このくらいのボリュームだと1〜1.5月くらいでカットされる方が多いですね。

2ヶ月以上放置すると根本の癖も強く出てくるため、かなりシルエットが大きくなってしまうと思います。

 

また、ショートヘアに縮毛矯正をかけるメリットとデメリットでもお話ししましたが、

癖が緩い方は半年以上、縮毛矯正をしなくても問題ないケースもあります。

ですが、癖が強い方は3〜4ヶ月のペースで縮毛矯正を続けないとやはり綺麗なショートヘアを維持することはできません。

そう言った今後の大事なことはきちんとご説明をした上で施術を開始しました。

 

 

ph移行還元で過剰軟化を抑えた施術

今回はph移行還元と言われる技術を応用した縮毛矯正を行います。

縮毛矯正はまず還元剤というものを使用して髪の毛の結合を切断します。

還元剤は多くの種類がありますが、それぞれ髪のどのあたりを還元するかは異なります。

例えば、一般的なチオグリコール酸は髪の内部を還元しますが、システアミンは髪の表面付近を還元することがわかっています。

それぞれ還元する場所が薬剤によって微妙に異なるわけです。

なので複合還元と言って色々な還元剤を使用した方が、効率的に髪の結合を切断することができるのです。

違う見方をすると多くの還元剤を使用した方が一つ一つの還元剤のパワーも弱めることができるわけですね。

でもここで問題があります。

実は還元剤にはそれぞれ最も力を発揮するphというものがあるのです。

  • 酸性の領域で力を発揮するもの
  • アルカリ性の領域で力を発揮するもの

言い換えると

  • アルカリ性になると力を発揮できなくなる還元剤
  • 酸性になると力を発揮できなくなる還元剤

があるということです。

そこでphを移行しながらゆっくり還元していくことが必要になるわけです。

 

また、しっかり伸ばしたいからと言って、一般的な高アルカリの薬剤を使用し、時間を放置しすぎると毛髪が過剰に軟化して髪の毛がブヨブヨな状態になります。

その状態で高温のアイロンを入れてしまうと髪の毛が傷んでしまい硬くなってしまいます。

phを移行しながら還元する手法だと毛髪を過剰に軟化させることなく施術ができるのでダメージを抑えた施術が可能になるのです。

 

 

還元が終わり、流した直後の状態です。

この状態でもすでに癖がだいぶ取れています。

この後ベースカットをしてから、アイロンで癖を伸ばしながら丸みを作っていきます。

 

濡れた状態だと癖がほとんど無くなったように見えますが、乾かすとやはり癖は戻ってきます。

この後のアイロンの仕方次第でうまく癖が伸びなくなってしまうこともあります。

技術的に非常に難しい工程になります。

 

 

縮毛矯正とカットが終わり、仕上がりはこちら↓

 

 

仕上がり

手で乾かしただけで内巻きになり、感動していただけました。

 

 

前髪も自然に流れるようになっています。

 

 

カットと縮毛矯正で非常にコンパクトなスタイルになりました。

 

 

 

 

縮毛矯正の技法はたくさんある

今回は少しマニアックな縮毛矯正の技法について簡単に説明してみました。

 

縮毛矯正の技法については

アルカリ矯正か酸性矯正か?

その2択で良し悪しが語られることが多いようです。

 

実際にはどちらにもメリットがあれば、デメリットもあります。

そして、昔よりももっとたくさんの技法が編み出されており、もっと多くの髪質に対応できるようになっております。

 

どんな髪質にも対応できるように豊富な薬剤、技法を備えています。

 

 

髪質にあった矯正方法を選ぶことが大事

酸性矯正なら傷まない

とか

酸熱トリートメントなら傷まないで髪が綺麗になる

など巷では言われいますが、どんな髪質にもあう万能な手法は残念ながらありません。

実際にはどの施術にも必ず、メリットもあればデメリットもあるのです。

いろんな選択肢から最適な手法を選ぶ必要があります。

 

扱いにくい癖でお困りの方は是非一度ご相談ください。

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Sakurai Takuya

研究により編み出した独自の似合わせ理論であなたに似合う素敵な髪型をご提案致します。ボブやショートヘアにこだわりがあり、骨格や髪質の悩みを解消するカット、髪質を改善する縮毛矯正に自信があります。に自信があります。

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