カラーの色持ちとダメージ軽減のはなし

2017年3月24日

前回はカラーのダメージを持ちを良くするお話をしました。

 

 

話をかなり要約するとカラーの放置時間をなるべく長くとってしっかり発色させることで色持ちが良くなりますよ・・・

というお話でした。

 

今回はアルカリカラーの色持ちとダメージ軽減について書きたいと思います。

 

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カラーの仕組み

カラーをするには

  • 明るくする
  • 色を入れる

という二つの順序があることを前回お話しました。

 

実は髪を明るくするためにはアルカリ剤というものが必要なのです。

 

アルカリが入っているから

キューティクルが開いて

髪の毛に染料が浸透していくのです。

 

色味を入れるだけならそこまでアルカリ濃度は濃くなくても大丈夫なのです。

 

さてカラーをするのに必要なアルカリなのですが、一つ問題があります。

 

実はカラーをした後もこのアルカリ剤は2〜3週間残ってしまうのです。

 

残留アルカリと言われるものです

 

残留アルカリがあると・・・

アルカリが残ってしまうと

キューティクルは開きっぱなしになってしまいます。

キューティクルが蓋をすることができないのでそこから染料やタンパク質が漏れてしまうのです。

 

なんとかできないのか・・・・

 

そこで活躍するのがアルカリ除去剤です!

 

不要なアルカリをきちんと除去することで

髪に不要な”置き土産”をほとんど残さずに帰っていただくことができるようになります。

 

その結果、色持ちが良くなります。

キューティクルが閉まることで染料が漏れ出ていかなくなからです。

 

しかも、髪の毛もダメージしにくくなります。

きちんとキューティクルが閉まっていれば、剥がれにくくもなるからです。

 

 

アルカリ除去剤とトリートメントの違い

カラー後にトリートメントをすると髪が逆に痛む話を以前したことがあります。

 

トリートメントをすると本来出ていかなければならない残留アルカリが出ていかず、髪がどんどんと内側から痛んでしまうというお話をしました。

 

これは髪の毛をトリートメントでコーティングしてしまうからです。

ですが、手触りは良くなります。

だから、髪の毛が綺麗になったのだと勘違いしてしまうのですが・・・

 

アルカリ除去剤は髪に残留している不要な薬剤を取り去るものです。

これをしたから手触りが良くなるとかつやが出るとかいうものではありません。

 

お客様からしたら仕上がりは変わらないので何もわからないかもしれません。

ですが、時間が経った時にその差は歴然としてくるのです。

 

髪を綺麗にしたいなら長い目で見た施術を

何度もこのブログで書いていますが、

髪は減点法で痛んでいきます。

髪は一度痛んだら二度となることはないのです。

 

トリートメントをしてもその時は手触りが良くなるかもしれませんが、またすぐに元に戻ってしまいます。

本当に痛んでしまったら、綺麗な髪の毛が生えてくるまで伸ばすしかないのです。

 

傷ませるのは簡単ですが、綺麗な髪を生やすには時間がかかります。

 

なのでいかにダメージさせないかが大事になります。

 

お客様は手触りが良くなったとかつやが出たとかの方が分かりやすいかもしれません。

ですが、それはその一瞬だけのことです。

時間が経てばまた、元の髪の状態に戻っていきます。

 

時間が経っても美しい髪の方が良いでしょう?

僕は長い目で見て一番綺麗でいられる方法を常に模索しています。

 

お客様からしたらわからないかもしれないことも大事にしています。

 

カラーに関してはクオリティの高い仕上がりになっていると思うので、サラサラな髪になりたい方は是非カラーは僕におまかせください!

 

すでに痛んでいる部分は切り落とすしかないのですが、

ずっとカラーをしに来ていただけた場合は必ず綺麗な髪にしていける自信があります。

 

一緒に美髪を育てていきましょう!

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