まったくすかないカットが良いカットなの?
まったくすかないでカットして欲しい
美容師ブログをよく読んでいらっしゃる一般の方は
すいて軽くすることが悪い
と思っていらっしゃる方は意外と多いです。
確かにすかれすぎていれば
はねやすくなったり…
パサつきやすくなったり…
という弊害が出てきます。
ですが、だからと言ってまったくすかないとどうなってしまうのでしょうか?
今回はそんなお話をしたいと思います。
カットはバランスが重要
初めてご来店されるお客様には
すく=悪
と感じてしまっている方が非常に多い傾向にあります。
ところが実際はそうではありません。
全くすかなければ重たくなり、扱いにくくなります。
もっと言うと最終的には
市松人形みたいになります・・・
これはこれでツヤがあるかもしれませんが・・・
ちょっと、これじゃあ・・・ねぇ?(;´∀`)
僕は声を大にして言いたいです!
すくのは悪いことじゃない!
すくのはいけないと勘違いしているお客様は多くいらっしゃいます。
すきバサミが痛むんだと思っている方もいます。
ですが、実際はそんな単純な話ではないのです。
すいても扱いやすいカットをしてくれる人もいます。
すきバサミを使っても上手い人は上手いです。
何が違うんでしょうか?
問題はすき方
めちゃめちゃにすきばさみを入れれば、見た目には軽くなりますがパサパサになり、扱いにくくなってしまいます。
すくのは必要最低限に抑えるのがポイントです。
僕がカットでイメージするのは
必要ないところを必要なだけ削る
ということです。
僕のカットはいたってシンプルです。
- 表面はあまりハサミを入れすぎない
- 毛量が多いところだけ削る
文章で書くと簡単に見えますが、
一人一人に合わせてカットする必要があるのでもっとも難しい技術でもあります。
というのも
どこを削るかで仕上がりにすごい差が出てしまうからです。
見極めをできない美容師だとあなたの髪はどんどん扱いにくくなってしまいます。
逆に、見極めができる美容師だとカットだけを続けるだけでツヤがあり、扱いやすい髪になります。
何もしてないのにツヤが出てくる
元の髪質にもよりますが、僕を信じて通ってくださるお客様は乾かしただけでもある程度ツヤが出るようになってきます。
サロントリートメントも使ったわけでもない
特別なシャンプーを使ったわけでもない
なのに髪にツヤが出てくる・・・
みんな不思議がります。
何で??
何も特別な魔法を使ったわけではありません。
切ってはいけないところは切らない。
切るべきところは切る。
ただ、これを続けただけです。
切るべきところの見極めができれば、カットだけでも髪を綺麗に見せることができるようになるのです。
髪質のせいにしない
私の髪質は
広がりやすくて…
パサつきやすくて…
まとまりが悪くて…
というように自分の髪質が悪いんだと思っている方は非常に多いです。
もちろん、髪質によってはできないこともあるのですが、
大半の方はそこまで扱いづらい髪質であることは少ないです。
一回の施術で変化させられることもありますが、時間がかかる場合もあります。
カットでお悩みの方は是非一度ご相談ください!