美容師はこんなことを考えてカラーしている〜補色編

2016年10月3日

似合わせが得意な美容師のTakuyaです。

 

一般の方には少し、固苦しく感じるかもしれませんが、僕がどんなことを考えてカラーしているのかがわかると思うので参考までに是非読んでみてください!

補色の知識があるだけでだいぶ自信を持って薬剤を選べるようになります。

今日はそんな知識について少しお話しします。

 

 

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ヘアカラーで基本的に抑えておくべき補色

 

色相環と補色

黄色の補色=ラベンダー(青紫)

オレンジの補色=アッシュ(青)

赤の補色=マット(緑)

この3色が代表的なものです。

色を混ぜた時にどんな色味になるのか熟知していれば、ほとんどカラーを極めたと言っても過言ではないです。

 

アンダートーンとは?

さて基本的な補色が分かった上でここからが重要です。

アンダートーンってなんでしょうか?

聞いたことがある方も多いと思います。

まずは下図をご覧ください↓

レベルスケール

だんだん髪が明るくなるにつれて

ブラック→ブラウン→オレンジ→黄色→白

と色が変わっていきますが明るくなるにつれて赤みが減っていくのがわかりますね。

 

4〜9レベルくらいまでは赤みが強く出ます。

10〜12レベルくらいは赤みがやや抜けてオレンジが出ます。

13レベル以上は赤みがさらに抜けて黄色みが出ます。

 

簡単に言うとこの赤やオレンジ、黄色がアンダートーンの正体です。

そしてこのアンダートーンをうまく補色で打ち消しながらカラーをするのが流行のカラーのコツなのです。

単純に考えると・・・

アンダートーンが暗めであればマットを

ややオレンジが残っているようであればアッシュを

黄色くなるくらい明るい場合はラベンダーを

使えばアッシュ系のくすんだカラーを作ることができます。

 

補色同士を混ぜると暗くなる

そう暗くなるのです。

補色同士を混ぜると打ち消しあうということは知っている方がいるかもしれませんが、暗くなるという事実をきちんと理解できている方は少ないです。

 

 

なのである程度明るめな灰色っぽいカラーを作ろうと思ったら、ベースの色が明るくならないとできないのです。

ヘアカタの写真と髪の明るさが自分に近いからできるかもって思ってもできないことが多いです。

ベースが明るくなりすぎると色持ちも悪くなりますが、暗くてもなかなか出せない。

そこらへんのバランスが難しいのが外国人風カラーです。

ご参考までに。

 

 

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