ヘアカラー はどこで染めても一緒と思っている方必見!5ヶ月間染め続けたお客様の現在
カラーなんかどこで染めても一緒
なんて思っていませんか?
ヘアカラー はお店によって料金にもだいぶ差がありますよね。
違いがよくわからないという方も多いと思います。
だったらなるべく安くとなるのもよくわかります。
実はカラーは繰り返せば繰り返すほど、お店ごとの違いがはっきりと現れていきます。
今回は僕がカラーを続けているお客様の髪質の変化について紹介したいと思います。
初回ご来店時
5ヶ月前に僕のブログのヘアカラーの記事を見てご来店くださいました。
お客様の悩みとしては
- ヘアカラー をすると赤みが出やすい
- すぐに褪色しオレンジっぽくなってしまう
- ヘアカラー の後、数日間頭皮が痒くなるようになる
- 髪が広がって膨らんでしまう
というのがお悩みでした。
今までずっと同じお店でカラーとトリートメントをされていたようですが、ヘアカラー で頭皮が痒くなってしまうようになり、そのお店では染めることができなくなってしまったそうです。
また、今まで毛先までヘアカラー を繰り返してきた結果、かなり髪がダメージしてました。
今までのヘアカラー のダメージが重なったことにより、お客様の髪は
- 切れ毛ができ、チリチリした毛が出てきてしまっている
- 湿気を吸いやすくなり、広がってしまう
という状態でした。
髪が広がってしまうのは毛量やクセが原因のことも多いのですが、このお客様のようにダメージが原因で広がってしまう方は意外に多くいらっしゃいます。
お客様の要望を叶えるため、
- 痒くならないようにノンジアミンカラーで施術する
- 褪色しても赤みがあまり出ないようにする
- 褪色後に明るくなりすぎないように明度をコントロールする
- 極力ダメージを抑えた施術する
という方針で月1回のペースで染めさせていただきました。
5ヶ月間染め続けたお客様の現在
では5ヶ月間髪質改善カラーを続けたお客様の現在の状態を見てみましょう。
ここで僕がブローをして仕上げた状態と初回のご来店時を比較するのはフェアではないと思います。
そこで今回は初回のご来店時の状態と5ヶ月後のご来店時の状態で比べていきます。
左が5ヶ月前の初回のご来店直後、右の写真は現在のご来店直後です。
右は前回にカットカラーをしてから1ヶ月経った現在の状態です。
どちらもご来店直後の写真です。
僕はブローをするどころか、クシすらも通していません。
お客様にお願いして
- アイロンはしない
- スタイリング剤はつけない
という状態でご来店いただきました。
お客様が夜に乾かして、朝にそのままの状態でご来店いただいております。
髪質がまったく違うのがお分かりいただけますでしょうか?
右の写真はカットとカラーをしてから1ヶ月経った状態ですが、ヘアスタイルとしても大きく形が崩れるようなこともなく、ツヤとまとまりを維持しているのがよくわかると思います。
見比べやすいようにアップにしました。
しつこいようですが、右の写真は仕上がりではなく、お客様が手で乾かしてそのままのご来店直後の状態です。
お客様にお願いしてアイロンもせず、スタイリング剤もつけない状態でご来店いただいております。
初回はダメージによりチリチリした毛がたくさんありました。
そのダメージが改善され、ツヤとまとまりのある髪に変わっています。
1ヶ月経ち褪色して来ても、明るくなりすぎないのはもちろん、
オレンジっぽさは戻らず、アッシュの色味がしっかり残っています。
お店ごとのヘアカラー の違いは何か?
まずはダメージを最小限に抑えること
僕の場合はダメージを極力抑えるためにリタッチをメインに施術しています。
どうしても毛先までカラーをする場合は根元と毛先で使用するカラー剤の種類を変えています。
そもそも新しく生えてきた部分と毛先では必要な薬剤のパワーは違うわけです。
毎回強い薬で毛先をカラーし続けたらかなり傷みます。
実際には根元から毛先まで一つのカップでカラーをする美容師さんも多いですが…
毎回全体染めを勧める美容師さんの意見としては
- 単純に仕上がりの髪が綺麗に見えるから
- 作業効率が良いから
- 毎回毛先まで色味を補充することで綺麗な髪を維持できる
などがあります。
確かに常に全体染めをして、トリートメントなどもしながらうまく誤魔化せば、傷んだ部分も綺麗に見えるかもしれません。
またいちいち根元と毛先で塗り分けなければ、薬を作る時間も薬を塗る時間も短縮できます。
ですが、僕の意見としてはこのやり方は他にもパーマや縮毛矯正など施術をされたい方にはお勧めできません。
髪の基礎体力が少しずつ減っていってしまうからです。
髪は死滅細胞でできています。
仮にお店でトリートメントをしたとしても、ある程度補強することはできても元どおりに直すことはできません。
一度傷んでしまったら、傷んだ部位は元に戻すことはできないわけです。
このように傷んだ部位は完全になくなるまで時間がかかってしまいます。
実際に
パーマをかけて毛先がチリチリになってしまった…
とご来店いただいた方のお話を聞いてみると、
パーマをかける前は全体染めをかなりの頻度で繰り返されていた方が多いです。
ヘアカラー の薬剤には多くの種類があり、どんなものにもメリット・デメリットは必ずあります。
厳選された薬剤を適材適所で使用することでダメージを最小限に抑えることができるのです。
カラーは計画的にする
大幅なカラーチェンジを繰り返すと髪には大きな負担になります。
特に髪は明るくするときに大きなダメージを受けます。
明るくしたり、暗くしたり、頻繁に色味を変えたがる方は要注意です。
また、そうでなくともカラーをしてもすぐ明るく抜けてしまい、仕方なく毎回毛先までカラーを繰り返している方もいらっしゃると思います。
すぐ色が抜けて明るくなってしまう原因は
- 髪のメラニン色素が抜け過ぎている
- キューティクルがボロボロ
この2つがほとんどです。
僕の場合は褪色した後も明るくなりすぎないように、明度をうまくコントロールしています。
また、毛先までカラーをする場合でも、ダメージが最小限になるように薬剤を選んで使用しています。
すると、このように1ヶ月ごとにカラーを繰り返していてもダメージが少しずつなくなり、髪質が改善されていくわけです。
使用薬剤にこだわるのはもちろん大切です。
ですが、お客様の今後のことまで考えて計画的にカラーできるかが実は最も重要になのです。
ダメージの原因物質を除去
ヘアカラーは適切な後処理をしなければ、実は家に帰ってからもダメージし続けてしまいます。
そのため、ダメージの原因物質を極力残さないよう、ヘアカラー の後に残留薬剤を除去する特別な処理を施しています。
いわば髪の毛のデトックスのようなものをしていると捉えていただけるとイメージしやすいかと思います。
きちんとやらないサロンがほとんどですが、長い目で見ると髪の状態が大きく影響するので、この作業は軽視できません。
そもそもヘアカラー は傷ませないことが何よりも重要なため、こういった点も料金の差になってくると思います。
また残留物を除去できる指定のシャンプーとトリートメントも使用していただくことで、さらに良い状態を保つことができます。
そういったものもこちらでご用意しているので、ぜひご相談ください。
髪のダメージをケアしながらカラー
髪がすでに傷んでしまっている場合、本当は傷んでしまった部分をカットして、綺麗な髪を生やすのが一番です。
しかしある程度長さを維持して完全に傷んだ部分がなくなるまでは、どうしても時間がかかってしまいます。
そこで僕は傷んだ部分には髪を内部から補強してくれる特殊なトリートメント成分を配合してカラーをしています。
ダメージを抑えるのはもちろんのこと髪をケアしながらカラーをすることで、よりツヤサラな状態が持続するようになるのです。
まとめ
ヘアカラー は一度染めて終わりではなく、1年を通じて周期的に染める方が多いと思います。
- その1回1回のヘアカラー でどんな染め方をするか
- ヘアカラー 後にどんなケアをするか
によって今回ご紹介したお客様のように髪の状態が大きく変わります。
なので続ければ続けるほど傷んでしまうのではなく、続けていくうちに髪が綺麗になっていくカラーをご提供させていただいてます。
実際に僕のヘアカラーをされたお客様から
「こんなにいろんなことを考えてカラーをしてもらったのは初めて」
「今までと仕上がりが全く違う」
というお声をよく頂いております。
ツヤ髪を体験してみたい方、ヘアカラー のダメージでお困りの方はぜひ一度ご相談ください!