ショートで髪がはねるときの対処法
ショートにしたらはねるようになってしまい
毎朝大変な思いをしている方もいると思います。
ところでショートヘアで毛先がはねてしまうのはなぜでしょう?
実はショートで髪がはねるのには原因があるのです。
その理由は大きく分けて3つです。
- カットが原因
- 生えグセが原因
- くせ毛が原因
そもそものカットが原因ではねやすいことも多いのです。
その場合は
- カットを修正する
ことで毎朝の苦痛から解放されます!
また、生えグセやくせ毛が原因のこともあります。
その場合は
- スタイリングで対処する
- (部分的に)縮毛矯正をかける
という選択肢があります。
それぞれの原因と対処方法について順番に解説していきますね。
カットが原因
髪をすきすぎると毛先がハネやすくなります。
ショートヘアでよくありがちなのが
毛先がスカスカにされてしまっている
というパターンです。
軽くしようとしてすきすぎるとはねてしまうのです。
はねないようにするためにはある程度毛先に厚みを残す必要があります。
ペラペラな毛先に厚みを取り戻すだけではねにくくなるのです。
また、同じショートでも長さによってはねやすさが変わります。
髪は長いほど動きやすく・・・
(こんな感じに曲がりますよね?)
短いほど動きにくくなる性質があります。
(短いとピンとしますよね?)
例えば・・・
こういう短いショートヘアはあまりはねにくいです。
髪が大きく動けるほど長さがないからです。
逆にこのような顔周りが長めのショートボブになるとだんだんはねやすくなります。
実はショートの中でもはねやすいのはショートボブです。
このショートボブに関しては顔周りをスキバサミでスカスカにすく美容師が目立ちます。
顔周りの毛が長いこともあり、毛先がペラペラになると大きく動いてはねやすいのです。
カットが原因の場合はカットで直しましょう。
毛先の厚みを残すようにカットすれば直るのです!
ショートがはねなくなったお客様の実例
ショートにしてから顔まわりがはねるようになってしまい、毎日のお手入れが大変というお客様。
濡れた状態なのでわかりにくいかもしれないですが、毛先がペラペラのためはねまくっています。
カット後はこのように手で乾かしただけでも、はねずにおさまっています。
お客様からもよろこびの声をいただきました。
昨日は汗をかいたので、髪の毛を洗ってしまったのですが、外にはねません!!
驚きです!!
サイドの髪の毛の動きも角度によってとても大人っぽく見えます!!
本当にありがとうございました!
カットですかれすぎてしまっている場合は
このようにカットで毛先の厚みを戻すことで
はねなくすることができるのです。
※根元付近からすかれてしまっている場合やある程度長さを残したい場合など、あまりにスカスカの場合は一度の施術で直らないこともあります。
実際に時間をかけて直した実例はこちら↓
https://favour-hair.com/before_after/after_half_a_year/
すくのが悪い訳ではないのです。
ですが、、このように度を超えてスカスカにされすぎてしまうと、かなり修正に時間を要することもあるので注意が必要です。
生えグセが原因
2つ目の原因は生えグセです。
日本人はつむじを中心に時計周りに髪が生えていることが多いです。
そのため右側だけはねやすい方が多いのです。
???と思った方のためにもう少し詳しく見ていきましょう。
髪の毛は基本的に根元の方向と逆側に毛先が収まろうとする性質があります。
根元が前方に向かって生えていれば
毛先は後方に向かい、内に入ってくれます。
逆に、根元が後方に向かって生えていれば
毛先は前方に向かってしまい、はねやすくなるのです。
つむじが時計周りの場合
左サイドは根元の方向が前を向きます。
だから毛先が後ろに向かい、内に収まりやすくなるのです。
ですが、右サイドは根元の方向が後ろを向きます。
だから毛先が前を向いてひっくり返り、はねやすくなるのです。
この場合は基本的に生えグセの問題なので
ある程度ご自分で直していただく必要があります。
乾かし方で直す方法
はねてしまうのを直すのは簡単です。
一度、髪を濡らしてから根元の方向が前を向くように乾かせば良いだけです。
このときに注意して欲しいのは
根元からしっかり濡らさないと直りません!
しっかり濡らしてから乾かしましょう。
髪の毛を乾かすときにはねやすい方だけ意識して
根元の方向が前を向くように引っ張りながら乾かしましょう。
首を倒してやるとやりやすいです。
それでもはねる場合は・・・
さらに毛先を指で挟みながら
内に入れるようにドライヤーの風を当てます。
これで大半は収まるようになります。
ストレートアイロンで直す方法
もし、乾かし方だけで直らない場合は
ストレートアイロンを使うと良いでしょう。
このように上側の毛をクリップで留めておいて
2〜3段に分けてやるときれいにおさまります。
上までアイロンを入れて完成です。
アイロンを使うと時間が経っても、はねにくくなるのでオススメです。
毛先がはねてお悩みの方は是非お試しください。
くせ毛が原因
3つ目の原因はくせ毛です。
ショートヘアにしたら襟足がはねてしまった!
とこのブログを見てご来店いただく方もお多いのですが、内側をめくってみてみると実はくせ毛が原因ではねていたという場合もあります。
今までロングだったために重さでくせが伸びていたのが、短くしたことで一気にくせが出てしまっています。
このように意外と自覚がない方も多いのですが、くせ毛が原因ではねていることもあります。
自覚がない方の特徴として、表面の髪の毛を割とまっすぐだったりします。
内側をめくってみると耳周り、襟足の少しの部分だけくせがかなり強かったりします。
また、重さで癖が伸びている場合もありますね。
もちろんくせ毛でもカットだけで抑えられることもあります。
ですが、ある程度広範囲に強いくせが出ている場合は
縮毛矯正(部分的に)で伸ばすのが確実でおすすめです。
縮毛矯正をかけて直す
縮毛矯正と聞いて
大丈夫なの?
ツンツンして不自然にならない?
などと抵抗感を感じる方も多いと思います。
丸みをつけて縮毛矯正をかけることはできます!
真っ直ぐ不自然な状態から内巻きに修正することもできます!
https://favour-hair.com/straight/inner_winding_shortbob/
https://favour-hair.com/straight/inner_winding_shorthair/
https://favour-hair.com/straight/repair_straight_short/
https://favour-hair.com/straight/natural_volume_straight/
上の実例のようにショートヘアの方でもくせが強い場合は縮毛矯正をかけて自然な丸みを出すことはできます。
- 襟足の片側だけくせが強い
- 顔まわりの片側だけいつもはねてしまう
など部分的にくせが強く出てしまう方も多いと思います。
そんな方は部分的に矯正をかけて綺麗に収めることもできるのです。
※注意!
縮毛矯正をかけて丸みをつけることができる美容師は残念ながらまだまだ少数派です。
もしピンピンに仕上がってしまうと余計にはねてしまうこともあります。
もし縮毛矯正が必要な場合は丸みをつけられる技術を売りにしている美容師にお願いしましょう。
僕は得意なのでぜひお任せください。
ショートヘアの縮毛矯正を検討されている方はぜひ一度こちらの記事をご覧くださいね↓
https://favour-hair.com/straight/before-failing_shorthair_straight/
https://favour-hair.com/straight/failure_straight_haircut/
パーマで直す方法
もう一つの方法はパーマで直す方法です。
縮毛矯正をするほどではないけど、軽度のはねるくせがある場合にできる方法です。
例えば、こんな感じで片サイドだけ、はねる方もいると思います。
全体的には強いうねりではなく、ちょっとはねるというクセですね。
こんな場合はパーマをかけてカットもすると、
このように綺麗な内巻きに直すことができます。
画像のお客様のようにちょっとはねるくせがあるような場合は、パーマで手軽に直すことができます。
縮毛矯正よりも短時間で直せるのでおすすめです。
パーマ希望の方への注意点としては
パーマをかけた後は乾かし方も重要になります。
また、
- すでに縮毛矯正がかかっている場合
- クセがある程度強い方
この2つに当てはまる方は縮毛矯正かデジタルパーマ等で修正しないと直せないこともあります。
自分にどの施術がマッチしているかわからない方はまずは相談しましょう。
まとめ
ショートで髪がはねてしまうのは
- カットが原因
- 生えグセが原因
- くせ毛が原因
の場合があります。
カットが原因の場合は
はねないように毛先に厚みを戻していくとはねにくくなります。
生えグセが原因の場合は
乾かし方やアイロンで直しましょう。
すぐにくせが戻ってくる場合などは部分的にくせ毛の可能性もあります。
くせ毛が原因の場合
くせが強い部分が広範囲の場合などは
縮毛矯正をかけて抑えるのがおすすめです。
また、ちょっとはねるくらいの癖であれば、パーマで直すこともできます。
大半の場合は
そもそも髪質に合わせたカットがされていない
ということが原因のことが多いです。
カットだけで直ってしまうことも多いので
もしお困りの方は是非一度ご相談ください!