毛先に残った縮毛矯正が原因ではねる時の修正方法
最後に縮毛矯正をしたのが半年前。
先日ミディアムくらいの長さからバッサリショートヘアにカットしたそうですが・・・
襟足がはねてしまっています。
襟足が内に入らないのでシルエットに丸みがなく、歪なフォルムになってしまっています。
ご自分で乾かしてみてもうまくまとまらず、僕のブログを見つけてご来店いただきました。
縮毛矯正して真っ直ぐになった髪が毛先に少しでも残っていると、バッサリショートヘアにしたときにはねやすくなってしまいます。
こんな時、美容室でできる修正方法について紹介したいと思います。
縮毛矯正が残っている毛先をカットしてなくしていく
今後は縮毛矯正をやめて、くせ毛を生かしたヘアスタイルにしていきたい
という場合についてです。
縮毛矯正した髪が少しでも毛先に残っているとはねてしまいやすいです。
伸びてきた根元はいろんな方向に動きますが、毛先はシャキーンと真っ直ぐのままのため、毛先が馴染まずにはねやすくなってしまうのです。
くせ毛を生かしたショートにしたい場合は、矯正した部分の髪を少しずつ切って、なくしていく必要があります。
縮毛矯正して半年ぐらい経っていても、縮毛矯正した部分は完全にはなくなりません。
半年で髪の毛はおよそ7cmしか伸びないからです。
ショートボブにする場合はその人の髪の成長スピードにもよりますが、縮毛矯正した部分の髪を完全になくすには
最後に縮毛矯正しから1年半くらいはかかると思います。
ベリーショートまで切ってしまえば、はねた部分はすぐなくなるかもしれませんが、そこまで短くしたくない方も多いのではないでしょうか?
伸びてくるまで大変だと思いますが、カットのみで修正するにはとても時間がかかります。
この方法はくせ毛を生かした髪型にしたい方限定のものです。
今後も縮毛矯正をかけていく方は次の方法で修正していきます。
縮毛矯正で毛先を丸める
もうに一つの方法は縮毛矯正で修正する方法です。
縮毛矯正というと真っ直ぐになってしまうイメージを持たれる方も多いですが、実は毛先を曲げたりしながらかけることもできます。
- 根元の縮毛矯正をかける
- 毛先を内巻きにする
これを同時に行なっていきます。
激しく傷んでいたりする場合は難しいこともありますが、大半の場合は綺麗に内巻きにすることができます。
今回はお客様の希望もあり縮毛矯正をかけて内巻きに修正することにしました。
仕上がり
まずは濡れた状態を見てみましょう。
このように濡れた状態ですでに内巻きになっているのがお分かりいただけるかと思います。
縮毛矯正をかけた後に濡れた状態で毛先が真っ直ぐになってしまっている場合、もう手で乾かしただけで内巻きにするのは難しいです。
次に手で乾かしただけの状態です。
今回ブラシを使ったブローはしておりませんが、このように綺麗に内巻きになりました。
襟足の浮きも綺麗に収まっています。
まとめ
縮毛矯正をやめてショートにしたら毛先がはねてしまった時の対処法についてまとめます。
くせ毛を生かした髪型にしたい場合は
- 縮毛矯正が残っている毛先をカットしてなくしていく
今後も艶のあるショートボブにしたい場合は
- 縮毛矯正で毛先を丸める
というような解決策で対応できます。
また、今回の記事では紹介しませんでしたが、デジタルパーマで修正する方法もあります。
タンパク変性が強い場合などはアイロンでは曲げきれません。
そんな時はデジタルパーマで修正する方法が確実です。
デジタルパーマで毛先を修正した後の状態
乾かした状態
髪がまとまらず困っている方はぜひ一度ご相談くださいね。
今までくせで悩んでいた方はかなりの違いを感じていただけると思います。
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