インナーカラーのくせ毛・ブリーチしていても縮毛矯正できる?
インナーカラーが流行していますね。
それに合わせてブリーチ毛の縮毛矯正も需要が高まっています。
今回は人気のインナーカラーやイヤリングカラーのブリーチ部分の縮毛矯正について解説をしたいと思います。
ブリーチした部分に縮毛矯正はできますか?
よくいただく質問なのですが、ブリーチ部分にも縮毛矯正をかけることはできます。
ブリーチ毛に対応した縮毛矯正の薬剤を使用すれば、かけることができ亜mす。
ダメージがそこそこある場合でも処理剤で髪の毛を補強しながらかけることで綺麗に伸ばすことができるので、今まで断られてしまっているような方でも一度ご相談くださいね。
ブリーチのダメージですでにポーラス毛(チリチリ)になるくらい傷んでしまっている場合は難しいケースもあります。
ブリーチをした後に縮毛矯正をした施術例
インナーカラーのブリーチ毛の部分の縮毛矯正の施術例です。
ご来店時の状態です。
全体の縮毛矯正を希望されていますが、ブリーチしてある部分はその他と違って薬剤の浸透が早く、通常のカラー毛と比べれば少ない放置時間でも伸びる傾向にあります。
そのため、このブリーチの部分は薬剤を他の部分と変える必要があります。
ブリーチ毛の縮毛矯正については弱酸性縮毛矯正のようなエステル系の薬剤を使用する美容師さんが多いのですが、エステル系の薬剤にはデメリットも多いです。
弱酸性矯正のデメリットとしては
- 仕上がりは良くても時間が経つと劣化してきてしまうことがある
- トリートメントなどの疏水物が溶けないので処理剤がほぼ使用できない
などがあります。
意外かもしれませんが、中性から弱アルカリ領域でかけた方が仕上がりだけでなく、矯正の持ちも良くなります。
今回も髪を補強できる特殊な処理剤を使用して髪をしっかりさせながら矯正をかけました。
このように乾かしただけで自然に流れるような前髪にすることができました。
大きなうねりが解消されました。
ブローやアイロンをしなくてもまとまるので毎日のお手入れが楽になりますね。
縮毛矯正の後はケアブリーチがおすすめ
すでに縮毛矯正している髪をブリーチする場合にはケアブリーチがおすすめです。
ケアブリーチにも種類があるのですが、
オラプレックスに代表されるジマレイン酸と呼ばれる成分で架橋しながらブリーチをすることでダメージを防ぎながらブリーチをすることができます。
通常のブリーチと比べると少し明るくなりにくくなることはデメリットですが、縮毛矯正をしているような髪がデリケートな状態ではケアブリーチは必須と言えると思います。
縮毛矯正の後にケアブリーチをした施術例
縮毛矯正の仕上がりです。
艶々に仕上がって喜んでいただけました。
この1ヶ月半後にケアブリーチをしてピンクのインナーカラーを入れました。
もみあげと前髪の部分にケアブリーチをしています。
ダメージ感が出ることもなく、綺麗にピンクの色味を入れることができ、今回も喜んでいただけました。
このように縮毛矯正の後にケアブリーチでインナーカラーを入れることはできます。
ただ、この方法は縮毛矯正によってダメージがかなり進行してしまっている場合には避けた方が良いです。
特にポーラス毛(とうもろこしの髭みたいなチリチリ)になる手前くらいまでダメージが進行している場合はもうやらない方が良いです。
矯正後のブリーチは現状の髪の状態によっては難しいこともあることを覚えておきましょう。
ブリーチと縮毛矯正はどちらが先が良い?
先ほどの2つの例でどちらが先でも問題がなく施術ができることがわかったと思います。
ですが、僕個人的には先にブリーチをする方がおすすめです。
なぜなら、ブリーチのダメージに合わせて適切な薬剤を選択することができるからです。
ブリーチと縮毛矯正を両方やりたい方は必ず担当の美容師さんと先に相談しましょう。
癖の強さにもよりますが、かなり強いお薬で縮毛矯正をかけて髪が傷んでしまっている場合は、その後にブリーチをするとダメージしてきてしまうケースもあります。
そのような場合はケアブリーチでもやはり限界はありますので、すでに髪の毛のダメージが気になっている方は避けた方が良いかもしれません。
まとめ
今回はインナーカラーのブリーチ部分の縮毛矯正について解説しました。
ブリーチ毛に対応した縮毛矯正やケアブリーチなどでインナーカラーの部分も対応できることが多いです。
インナーカラーをやってみたい方はぜひ参考にしてみてください。