ご自宅でも再現できるショートボブの縮毛矯正
梅雨が近づいてきて縮毛矯正のお問い合わせが増えてきました。
この時期は頑張ってアイロンで伸ばしても、湿気や汗で癖が戻ってきてしまって大変なのではないでしょうか?
湿気対策にはやはり縮毛矯正
ということで今日は縮毛矯正の施術例のご紹介です。
ご来店時
LINEで事前にご相談いただいておりましたが、シルエットが台形のようになり、チコちゃんのようになってしまうのが悩みだそうです。
ご来店いただく1週間くらい前にロングからバッサリ切ったそうですが、くせ毛のためか収集がつかなくなってしまったとのことです。
表面の癖はそれほどではないのですが…
内側をめくってみると
かなりうねっています。
内側の癖がひどく、膨らんでしまう髪質のようです。
毎日アイロンで伸ばしているそうですが、上手にスタイリングできず、困っていらっしゃるとのことです。
襟足のカットラインがガタガタなのが気になってしかたないとのことですが、これだけうねりがひどければ、カットだけで綺麗なラインを出すのは難しいです。
今回はお客様のご要望もあり、縮毛矯正をかけることにしました。
縮毛矯正を毎回全体にかけるのは避けた方が良い
縮毛矯正が綺麗にかかるかは髪の余力が非常に重要になります。
髪が傷めば傷むほど縮毛矯正を綺麗にかけることが難しくなっていきます。
毎回毛先まで縮毛矯正をかけてしまうと髪の余力がどんどん削られてしまいます。
美容師さんによって色々と考え方はあると思いますが、伸びてきた部分のみかける方が失敗は少ないです。
お客様は今回は半年ぶりだそうですが、以前は3〜4ヶ月に1回、全体に縮毛矯正をかけていたそうです。
やはり中間から毛先の矯正がかかっている部分は切れ毛も多く、かなり傷んでしまっていました。
毎回全体にかける方もいるようですが、基本的には伸びてきたところだけかけた方がダメージは少ないですね。
髪を補強しながら縮毛矯正
毛先のダメージを抑えるため、毛先に特殊なトリートメント剤で前処理を施してから施術。
また、中間処理で熱と反応するケラチンを使用します。
その後に乾かしてアイロンすることで、髪を内側から補強しながら縮毛矯正することができます。
その他色々な処理を施して、毛先のケアをしながら矯正をかけていきます。
トリートメントと矯正を一緒にしたいというお問い合わせをいただくこともありますが、基本的に縮毛矯正をかける場合トリートメントは不要です。
縮毛矯正の仕上がり
手で乾かしただけの仕上がりです。
ツヤが出て綺麗に収まり、喜んでいただけました。
台形っぽかったシルエットも綺麗に丸く収まってくれました。
(すみません!内側の写真は撮り忘れました…)
綺麗になって非常に喜んでいただけました。
ビフォア・アフター
裾広がりの台形シルエットだったのが丸く収まり、首周りがスッキリしましたね。
全体的にくりかえしのカラーや矯正でダメージが進行しておりましたので、今回は数種類の薬剤を塗り分けて対応しました。
綺麗になって良かったです。
お客様の感想
翌日お礼のLINEをいただきました↓
ご丁寧にありがとうございます!
喜んでいただけたようで僕も嬉しいです。
また次の日もご連絡くださいました。
ご自分で乾かしても再現できたようです。
これからももっと良い仕事をできるように努力を怠らずに頑張ります!
数日後のご来店時
かなり気に入ってくださったようで後日娘さんを連れてご来店くださいました。
ありがとうございます!
その時に写真を撮らせていただいたのですが、
上手に乾かせていますね!
艶もあり、綺麗に収まってくれています。
ご自宅でもサロンの仕上がりが再現できているようで良かったです。
元々あった毛先のダメージ部分がなくなっていくともっと綺麗になっていくと思いますよ。
綺麗な髪を作るために守って欲しいこと
今後綺麗な髪を保つために、そして傷ませないために
- 熱いお湯で洗わない
- 髪は濡れたまま放置せず、きちんと乾かすこと
- どうしてもアイロンする場合はなるべく低い温度で(110〜120℃くらいで十分)
の3つを最低限守っていただけると、幸いです。
温度調整ができない安価なアイロンはかなり高温になります。
使用していた方はこれを機に温度調整がしっかりできるものに変えることを強くお勧めします。
どんなサロンに通ってもお家での手入れが悪すぎる場合は、残念ながら状態が悪くなってしまいます。
どれも簡単なことだと思うので、今までできていなかった方は変えてみてください。
縮毛矯正でお悩みの方一度ご相談ください。
では。