縮毛矯正に失敗されてチリチリになった髪の修正
縮毛矯正をして失敗されてチリチリになってしまったという方からご相談いただくこともあります。
1回チリチリになってしまったら、基本的には直らないと言われています。
少しでも気持ちよく過ごすためにどうしたら良いのでしょうか?
他店でビビリ毛になってしまったお客様のお直しの施術例についてご紹介します。
他店で髪がチリチリになってしまった
他店にて縮毛矯正を失敗されてしまったようです。
1回目の矯正で失敗してしまったようですが
「通えばきれいになるから!」
という言葉を信じてその後も通っていたようです。
その後も何度か矯正をそのお店でかけたようですが、根元からのチリチリがなかなかなくならなかったようです。
- 2〜3ヶ月に1回縮毛矯正
- 2〜3週間に1回カラー
とかなりのハイペースで施術をしていたようです。
ですが、なかなかきれいにはならなかったようですね。
最後に縮毛矯正をかけてから半年以上経って僕のところに来ていただきました。
中間の部分がほぼ全てビビリ毛(とうもろこしのヒゲのような状態)になってしまっています。
髪が傷んでしまった原因
カラーの種類や頻度の問題
元々ヘナをされていたそうですが、縮毛矯正をかけた美容師さんにアルカリカラーの方が良いと勧められたそうです。
ところが、続ければ続けるほどだんだん髪が痩せ細って来てしまったようです。
以前は髪がこんなにジリジリすることはなかったようです。
髪質はもちろん、どんな色味にしたいかによって最適なカラー剤は変わります。
地毛と同じくらいの明るさに染めるような場合は、通常のアルカリカラーを使用するメリットは正直あまりありません。
また、色もちが悪く、すぐに根元の白髪が気になってきてしまっていたようです。
いつもは2〜3週間ですぐに気になり染めていたようです。
さすがに頻度が高すぎます。
リタッチ(根元だけ染める)をするときは前回のカラーの部分と多少重ねて塗ります。
頻度が高すぎると何度も重なって塗られる部分ができ、その分傷んでしまいます。
また、リタッチの技術力によっても髪の状態は変わります。
リタッチくらいならどこも一緒と考えるような方も多いですが、突き詰めて行くと実はとても奥が深い技術です。
一度カラーの種類を変えて施術をさせていただきましたが、1ヶ月以上気にならなかったようです。
矯正の頻度が高すぎる
もう一つの問題は2〜3ヶ月に1回縮毛矯正というのも明らかに頻度が高すぎたことです。
カラーと同様に根元だけ縮毛矯正をかけ続ける場合でも、きれいに仕上げるためにはどうしても前回かけた部分と重ねて塗る必要があります。
回数が増えれば増えるほど重ねてかかる部分が増え、ダメージが重なりさらに強くなってしまいます。
癖がかなり強かったり、髪が極端に短い場合など特殊な場合を除けば、半年以上は持つものです。
一度チリチリになると修正は難しい
基本的にはここまで傷んでしまった場合は切るのがベストです。
ですが、今回の例のように毛先ではなく、中間からチリチリになってしまっている場合はビビリ修正をすることも検討に入れる必要があります。
正直にいえば、ビビリ毛になってしまった部位を一度の施術で修正できるかどうかは5分5分です。
傷めば傷むほど修正する難易度は高くなります。
下手な施術で傷む前に相談を
髪がダメージする原因はたくさんありますが、その一つ一つを抑えて行くことできれいな髪を維持できるようになります。
「傷んでしまってからどうしよう」ではなく、
「傷ませないようにどうすべきか」という方針で考える方が良いと思います。
髪がダメージする原因はたくさんありますが、その一つ一つを抑えて行くことが重要なのです。
仕上がり
後日もう一度ご来店いただき縮毛矯正とビビリ補修を行いました。
乾かしただけの仕上がりです。
アイロンはいれていません。
ビビリ毛も改善され艶々な仕上がりになりました。
乾かしただけですが、ツルツルサラサラになっています。
内側もきれいに修正ができました。
チリチリな髪が復活しました。
注意あくまで補修をしているだけで完全に直ったわけではありません。
なので無理な施術をすれば、また悪化してしまいます。
最終的にはやはりカットしてなくしていくのが一番です。
その後の状態
その後の状態を送っていただきました。
(掲載許可を得ています)
ご自分でシャンプーをしても艶々サラサラになったそうです。
よかったですね!
補正している部分も徐々にカットしてなくしてしまうのがベストです。
きれいな状態をずっと維持できるようになります。
なかなか満足の行く縮毛矯正に出会えていない方、ぜひご相談ください。
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