【頭皮が痛くないブリーチ】エメラルドグリーンに染めてみた
今回はブリーチを使った施術例です。
理想的なブリーチの周期、頭皮が痛くない塗布方法などを解説します。
前回のブリーチから3ヶ月の状態でご来店
前回のブリーチはおよそ3ヶ月前。
毛先は前回のアルカリカラーがほんの少し残留した状態です。
今回はこの状態からブリーチのリタッチをして、色味を入れていきます。
ブリーチの期間が空きすぎると難易度が上がる
根本の部分をよく見ると、伸び方がバラバラです。
根本の黒い部分とブリーチの部分の繋ぎ目が、ジグザグになっているのがわかると思います。
ブリーチをしてから2回目のブリーチまでの期間が空きすぎると、このジグザグが大きくなりリタッチでつなげるのが少し難しくなります。
なるべく間隔を空けずにリタッチに来ていただいた方が、施術をする側としてはやりやすいです。
理想は1.5ヶ月から2ヶ月くらいに1回くらいの頻度です。
また、あまりに伸びると根本とブリーチ部分の境目あたりが明るくなりづらくなります。
これは体温の影響がある根本と違って、薬剤の反応が悪くなるためです。
綺麗な髪色を維持するために計画的にカラーをすることをお勧めします。
頭皮のトラブルを防ぐ塗り方
ブリーチは「痛い」というイメージが強いです。
ですが、それは頭皮にべったりブリーチ剤をつけてしまうからです。
なるべく頭皮トラブルを避ける塗布方法を推奨しています。
頭皮を保護
まずは頭皮の保護クリームを塗ってから、処理剤で髪を保護していきます。
ケアブリーチを使用
ダメージを抑えるケアブリーチを使用します。
実はケアブリーチにも色々種類があります。
ものによっては薬剤が放置中に膨張してしまうものもあります。
根本につけずに塗布しても、膨張すると頭皮に垂れてきてしまいます。
薬が固く、膨張しづらい薬剤を選んで使用しています。
塗布方法
塗布にはリングコーム(クシ)とハケの両方を使用して行います。
なるべく根本につかないように塗っていきます。
極度に敏感な方は揮発したブリーチ剤でも、頭皮トラブルが起きてしまうことがあります。
そんな場合は少し根本2〜3mmあけて塗布していきます。
今回は根本スレスレからの塗布をしました。
施術中にも確認しましたが、痛みやピリピリくるようなこともなかったようです。
ペーパーを挟みながら塗布
ペーパーを挟みながら塗布します。
これは
- 毛先に薬が伸びないように保護する
- 明るくなりづらい部分を保温する
という二つの効果があります。
もっとリタッチの幅が長い場合は、ホイルを使用するケースもあります。
「根本だけ染めても大丈夫なんですね!」
とお客様は言っていましたが、基本は根本だけで大丈夫です。
毛先まで伸ばさないといけないケースもありますが、やりすぎると色持ちがどんどん悪くなってしまうので注意が必要です。
やったことがない色味を入れたい
最初は紫系かピンク系かで迷っていたようなのですが、やっぱり普通の色味では嫌だということで…
今回は相談の結果、深めのエメラルドグリーンにすることにしました。
根本はやや暗めにし、グラデーション状に色味を入れていきます。
仕上がり
深めのエメラルドグリーンに染まりました。
ちょっとアニメのキャラクターっぽい感じの色味になりましたね。
今日はちょっと変わった髪色のご紹介でした。
ブリーチは興味あるけど、頭皮や髪が心配という方はぜひお任せください。