根本につけないゼロテクで塗布するWブリーチでプラチナブロンド

2023年8月1日

ブリーチをしたら

  • 頭皮が痛かった
  • しみた
  • 痒くなった
  • 皮膚トラブルが起きた

そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?

 

実はそのほとんどの原因がブリーチ剤を頭皮にべったりつけて塗ることが原因です。

べったりつけて塗る「ベタ塗り」を採用しているサロンもいまだに多いです。

皮膚の炎症やトラブルを避ける上で根本につけずにムラなくブリーチをする技術は僕は必須だと思います。

今回はそんな頭皮につけない痛くないブリーチ方法を紹介します。

 

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ブリーチで頭皮が痛い、しみる原因

ブリーチ剤には過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩などが含まれており、非常に強い漂白作用があります。

それらが頭皮に対して強い刺激をもたらします。

場合によっては頭皮が赤くなったり、かぶれたり、水疱ができてしまうケースもあります。

 

なぜベタ塗りする美容師が多いのか?

それはベタ塗りの方が早く塗布出てきて、ムラになりにくいからだと思います。

ですが、ベタ塗りすることによってブリーチ中に頭皮が痛かったり、ひどいと頭皮から血が出てしまったケースもあるようです。

 

お客様の頭皮のことを考えるとやはり頭皮にべったりつけるような施術は控えるべきだと思います。

 

保護オイルをつけても無駄?

保護オイルはブリーチの刺激を抑える上で有効と言われていますが、頭皮にベタ付けでブリーチ剤を塗るとあまり効果は感じられないかもしれません。

根本につけないで塗る場合も基本的に保護オイルは必要だと思います。

 

 

写真は一般的な美容室によくある頭皮の保護スプレーです。

ほかにもたくさん種類がありますが、代表的な製品です。

 

頭皮につけないで塗布する方法の呼び方

頭皮につけないで塗布する方法の呼び方は色々あります。

  • ゼロテク
  • ゼロタッチ
  • マニキュア塗り
  • ルーセント塗り

などなど、いろいろな呼び方をされています。

どれも根本ギリギリから塗布する方法です。

 

またどの技法も、コーム(クシ)を使用する方法や、刷毛で塗布する方法があります。

 

僕はコームを使用する方法とハケを使用する方法の両方を使い分けていますが、このような根本につけない塗布方法は頭皮を保護する上で非常に重要な技術になります。

 

頭皮につけないで塗布して流す前の状態

このように根本の部分につかないようにギリギリから塗布していきます。

いつもブリーチがしみたり、痛くて困っていたようなのですが、今回は全く違和感なくブリーチを2回することができました。

 

根本につけなくてもしっかり染めることができる

2回目のブリーチが終わって流した後の状態です。

いわゆる抜きっぱなしの状態です。

ムラなくブリーチをすることができました。

ここから一手間加えてブリーチ毛の黄ばみをとっていきます。

 

秘密の泡でブリーチ毛の黄ばみを取る

この状態で時間を放置します。

色が入ってきたら流します。

 

流した後

このようにホワイトに近いブロンドヘアに染めることができました。

 

左が補色を入れる前で右が補色を入れた後の状態です。

黄ばみが飛んだのがよくわかると思います。

 

仕上がり

乾かしただけの仕上がりです。

今回は2回ブリーチをした後にシャンプー台でカラーを入れてプラチナブロンドにしました。

今後は紫シャンプーを使用するとこの色味を維持することができます。

 

まとめ

ブリーチで頭皮が痛い方も保護オイルや塗布の方法でだいぶ変わります。

お客様の症状に合わせて色々な技術で対応するのでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

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