【女性の薄毛】分け目がパックリ割れてしまう悩みを解消する方法について徹底解説
最近薄毛の問題についてのお悩みをよく聞きます。
例えば、
- 分け目がぱっかり割れてしまう
- 頭頂部の毛量が少ないのが悩み
- 顔まわりがハゲて見えて嫌
- 薄毛を少しでもカバーしたい
などなどです。
20~30代くらいの若年層のお客様でもそういった悩みは最近よく聞きます。
そこで今回は女性の薄毛問題に関して、お悩みをカバーしやすい髪型や乾かし方、根本的治療法などを紹介したいと思います。
分け目がぱっかり割れてしまうのが悩み
分け目が左右にぱっかり割れてしまうこと、とくせ毛でお悩みのお客様です。
トップが薄毛に見えてしまうのとくせ毛で膨らむのでとにかくお手入れが大変なようです。
伸ばせば髪が増えてみるのか?
伸ばそうか迷っているという方が多いです。
伸ばしたらボリュームも増えてくれるのではないか?
そのように思われる方が多いようです。
ですが、髪の毛の長さと髪の毛のボリュームは別物なのです。
伸ばすと余計に薄く見える
実は髪の毛を伸ばせば伸ばすほど、頭頂部のスカスカが目立ってしまいます。
髪の毛は伸びれば伸びるほど重さでぺたんとなってしまいます。
そのため、長ければ長いほど頭頂部付近の髪のボリュームを出すことは難しくなってしまうのです。
薄毛で悩む方は長さを伸ばしてなんとかカバーできないかという思考になりがちなのですが、逆効果であることがほとんどです。
こまめにカットしてある程度長さを整えておいた方が分け目に関する悩みは解決できることが多いです。
分け目が目立ちづらい髪型
どんな髪型が薄毛をカバーしやすいのかというと、レイヤー系のショートヘアがおすすめです。
というのも、ベースカットでメリハリを作ることができるだけでなく、頭頂部付近の髪の毛も短くなるのでボリュームを出しやすくなるからです。
マッシュショートやショートレイヤーがおすすめ!
マッシュショートやショートレイヤーなど頭頂部付近の髪が短いヘアスタイルがおすすめです。
マッシュショート
ショートレイヤー
ショートボブやボブはおすすめできません
ショートボブやボブのように表面の髪が長めの髪型はおすすめしません。
可愛いのですが、トップの髪が長いので分け目がパックリ割れやすく、薄毛や頭頂部の分け目をカバーするという点では難しいのが難点です。
アシンメトリーなショートスタイルで分け目をカバー
お客様の希望で左右で長さを変えるアシンメトリーなレイヤーショートにしました。
左右で長さを変えるメリットは、どちらかに流すことでトップの分け目がカバーしやすいところです。
ちょっと本題とは脱線しますが、くせ毛カットについても解説します。
まずはライトサイド(短い方のサイド)ですが、ビフォアと比べると癖がおさまって見えると思います。
この方は波状毛と言われるウェーブ状の癖なのですが、短くカットすることでうねりが抑えられました。
次にヘビーサイド(長い方のサイド)
こちらはクリクリとしたくせ毛をパーマ風に生かした形になっています。
シルエットをコントロールすることで、こういったくせ毛もいかすことができます。
気にされていた分け目の問題もカバーできました。
オイルはあまりつけないほうが良い
頭頂部付近にはオイル等はつけないことがおすすめです。
乾かす前につけすぎると分け目の部分が割れやすくなってしまいます。
ボリュームも出なくなってしまうので使用している場合は使用量を少し控えましょう。
分け目が割れないように乾かす方法
必ず、頭頂部から乾かします。
この時に分け目がつかにように大きく左右交互に乾かすことが重要です。
ドライヤーが地肌に近すぎると割れやすくなるので注意しましょう。
くせ毛の場合はボリュームを出しやすい
今回ご紹介したお客様のようにくせ毛の方は、カット次第で頭頂部の部分をふわっとした感じにカバーすることもできます。
乾かし方に気をつければボリュームを出せるようになります。
直毛の方の場合
細毛、軟毛で癖がなく直毛の方はボリュームが出づらい傾向にあります。
マジックカーラーを使ってセットをする
場合によっては
パーマでボリュームを出す
というのもおすすめです。
どちらが良いかは髪質によっても変わってくるので心配な方はぜひご相談ください
エクステンションってどうなの?
エクステンションはオススメできません。
特につむじのような目立つ部分は、エクステンションとのつなぎめが目立つため、つけることができません。
前髪が薄い場合など部分的につけることも可能ですが、毛根に負担がかかるためやらない方が良いと思います。
増毛する方法
増毛とは髪の毛一本一本に新しく髪の毛を結びつけて増やす方法です。
これは自然に髪を増えたような仕上がりになるので、エクステよりは良い方法と言えます。
デメリットとしては
- 伸びてきた時に結び目の部分が上に上がってきてしまう
- つけすぎると毛根に負担がかかる
というところです。
伸びてきたら、結び目の位置を根本にずらす施術を、定期的にする必要があります。
また、これも一本あたりに結びつける髪の量が増えれば増えるほど、毛根に負担がかかります。
これもエクステ同様、すでに毛根が弱っている方はより薄毛を促進してしまうリスクがあるので気軽にはオススメできません。
やはり深刻に悩んでいる方は根本的な治療を検討するのも一つの手です。
深刻に悩んでいる方は医療機関での治療を検討した方が良いかも
薄毛問題で深刻に悩んでいる方は美容師選びももちろん重要ですが、それ以上に医療機関での薄毛治療を検討するのも一つです。
薄毛をカットやパーマ、スタイリングでカバーするのにもやはり限界があります。
あまりに毛量が少ない場合は、やはりお客様の満足いただけるレベルまで美容室の施術ではカバーしきれいこともあります。
また、これもよく相談を受けるのですが、効果があるのかないのか、よくわからない怪しげな育毛サロンなどで大金を注ぎ込むのもおすすめできません。
深刻に悩んでいる方はやはり専門の医療機関に相談をするのがベストだと思います。
僕が知る限りで確実に効果のある2つの治療方法を紹介したいと思います。
女性向けのAGA治療
発毛成分のある薬剤で治療する方法です。
この治療法のデメリットは
- 副作用がある
- 発毛した後も継続をしないと維持できない
という点です。
ですが、効果を感じられる方が多く、継続して治療をしている方も多くいらっしゃいます。
自毛植毛
後頭部など髪の毛の多い部分から髪が薄い部分に毛根ごと移植する方法です。
デメリットは
- 自費診療になるのでかなり高額
- 患部がしばらくかゆい、痛い
- 治療後すぐは移植部分が真っ赤になる
- ダウンタイムが長い
- 採取部分を剃らなければならない
見えない襟足の内側の部分をドナーにするのですが、そこを坊主のように剃らないといけないようです。
採取する部位を剃らない方法もあるようですが、もっと高額になるようです。
メリットは
- 自毛なので副作用の心配がない
- 一度定着すれば、かなり自然に髪が生える
- 薬と違って服用し続ける必要がない
という点です。
クリニックによって技術に差があるようなので、値段だけではなく、技術の面でも慎重に検討された方が良いと思います。
ご興味のある方は一度ご自分でよく調べた上で、専門の医療クリニック等で相談されることをオススメします。
気にしすぎなケースも多い
最後に重要な補足を書いておきます。
これは最近本当に多いのですが、ご自分で「気にしすぎている」ケースです。
現代はSNSなどの影響もあり、頻繁に「人と比べる」機会が増えた時代とも言えます。
必要以上に「自分は何か外見の面で劣っているのではないか?」と心を病んでしまっている方も多いです。
周りから気にしすぎと言われる方は、醜形恐怖症を患っている可能性もあるかもしれません。
聞き慣れない言葉だと思うのですが、醜形恐怖症とは
実際には存在しない外見上の欠点やささいな外見上の欠点にとらわれることで、多大な苦痛が生じたり、日常生活に支障をきたしたりします。 典型的な例では、自分には外見上大きな欠点があると思い込み、毎日何時間も思い悩みます。
これは自分ではなかなか気づけないのですが、
周囲の人から
「気にしすぎだよ」
と頻繁に言われる場合はこの可能性も視野に入れた方が良いかもしれません。
これを読んでいるあなたももしかしたら文字通り「気にしすぎ」な人なのかもしれません。
あまりに気にしすぎな人はTVやYoutube, SNSなどと距離を置いて、「人と比べない時間、環境を意識的に作る」ことです。
外見の批評が多いような人ともなるべく距離を置くことです。
あとは、人には必ずその人特有の考え方の癖みたいのがあるので、まずは自分の思考の癖に気づくことです。
ぐるぐると同じ負の思考パターンに陥って抜け出せなくなっている人は多いです。
問題(そもそも問題ではない)に意識を向けないような生活を続けることで徐々に改善していくこともあります。
過去の僕もそうやって少しずつ克服しました。
心の問題が深刻な場合は基本的に一人の力で解決するのは非常に難しいです。
恥ずかしがらず、勇気を出して専門のカウンセラーなどに相談した方が良いかもしれません。
まとめ
今回の記事では女性の薄毛の悩みを解決するヘアカットや根本的な治療法について紹介をしました。
ある程度はカットでカバーできるので、まずはヘアスタイルでお悩みを解決できないか試してみることがおすすめです。
それでも満足いただけない場合は医療機関に相談されると良いかもしれません。
また、そもそも気にしすぎなケースも多いです。
あまり気にしないように考え方を変える努力も必要かもしれませんね。
薄毛問題にお悩みの方はぜひご参考にしてみてください。