面長の方がしない方が良い髪型・似合う髪型
日々サロンワークしていて感じるのは、面長が悩みという方が多いということです。
面長だと何が自分に合う髪型なのか迷ってしまうことが多いようです。
実際に「面長 似合う髪型」で検索すると、出てくるモデルさんは面長であるということはまったくなく、比較的整った顔立ちの方ばかりが出てきます。
本当に悩んでいる方からしたら、まったく参考にならないのが現状です。
確かに実際に面長で悩んでいる方にモデルとしてホームページで紹介させていただくのは難しいことなのだと思います。
そこで今回はどんな髪型がNGなのかを解説したいと思います。
面長の方がやってはいけない髪型
代表的なのは以下の3つだと思います。
- 襟足が短く、顔まわりが長い前下がりのスタイル
- 縦のラインが強調される直線的なスタイル
- 直線的な厚め前髪
前下がりボブにすると、しゃくれたようになってしまうのは割と有名です。
ボブは襟足の長さをかなり切り込むことが多いことから頭が小さく見えます。
ところが、顔まわりの髪は顎下に位置するので横から見たときに、頭が小さく、顔が長い人に見えてしまいがちです。
特に顎が長い方がすると、しゃくれて見えてしまうことがあるので注意が必要です。
また、ショートヘアにする場合も襟足の長さがポイントになります。
襟足を顎のラインよりも短く切ってしまうと、面長が強調されてしまいます。
段の入れ方で前下がりを作っていく場合でも、襟足の長さは必ず顎のラインよりも残す必要があります。
また、顔まわりの長さも重要です。
面長の方にありがちですが、切りすぎると似合わないと思うから、顔まわりに中途半端に長さを残ししてしまうのはNGです。
とくに顎のラインで印象が変わります。
ショートにする場合は顎よりは確実に短くするのがポイントです。
ショートにするのが怖い方は一度髪を縛って、顔の輪郭を出してみましょう。
髪を下ろした時と比べて、意外と面長なのが目立たなくなることがわかると思います。
顔まわりの切り込んだショートがおすすめなのはこれと同じ理由です。
顔まわりを中途半端に囲ってしまうから、逆に面長な輪郭が強調されてしまうのです。
直線的なスタイルはNGです。
外ハネスタイルはもちろんですが、中途半端な長さの内巻きも面長が強調されます。
ミディアムヘアで内巻きにつくってしまうと、面長がより強調されてしまうので注意しましょう。
ショートヘアの場合は、シルエットが丸くなるように作ることで面長をカバーすることができます。
長めのスタイルにする場合は、ストレートヘアよりはパーマをかけて動きを出すと面長感が薄まります。
一般的には厚めの前髪が推奨されるようですが、直線的な切り方だと逆効果になるので注意が必要です。
また、前髪の長さと顔まわりの長さのバランスも重要になります。
前髪と顔まわりの毛先で囲まれた枠が縦長になればなるほど顔が細ながい印象になってしまいます。
顔まわりの長さが長めのスタイルにしたい場合は、
前髪を長くするか、サイドの長さを頭頂部から顎先までの長さの2倍になるように設定すると良いです。
ご来店時の状態
面長なことを気にされているそうです。
ブログの似合わせ理論を見てご来店いただきました。
できれば短くしたいというのと、面長をカバーしたいとのことです。
今回は時間をかけてカウンセリングし、ショートヘアにすることにしました。
毛量が多く広がりやすい髪質です。
2ヶ月前に他店にてストレートをかけています。
ストレートがかかっていること、肩にぶつかる長さであることから毛先がはねてしまっています。
内側をめくってみるとこのように根元付近にくせが残っており、毛先はストレートが残っているような状態です。
このままカットすると、毛先がはねて扱いずらくなってしまいます。
カットの前にもお伝えはしましたが、実際にカットするとやはり、
顔まわりの癖が短くなったことで重さがなくなり癖が出てきてしまい、
襟足のはねが収まりきりませんでした。
そのため、急遽メニューを変更して縮毛矯正もすることになりました。
縮毛矯正でクセを伸ばしつつ、毛先を丸めていきます。
仕上がり
縮毛矯正のかけ直しましたが、今回も乾かしただけの仕上がりです。
髪も扱いやすくなり、ヘアスタイルにもご満足いただけたようです。
ビフォア・アフター
今回は毛先に真っ直ぐ目な矯正毛が残ってしまっていたので、縮毛矯正を掛け直して毛先を丸めるような施術をしましたが、今後は顔まわり意外縮毛矯正をかけない方針で施術していきます。
施術後に嬉しいご感想もいただきました!
また、お力になれると嬉しいです。