ほんの少し切るだけでもショートヘアはシルエットが変わります
ショートヘアのカットについてはほとんど長さを変えなくてもシルエットを変えることができます。
長さを変えるだけでなく、毛量調整の仕方などによっても形が変わるからです。
それだけ繊細な技術なんですね。
今日はあまり長さを変えずにシルエットを変える施術について紹介します。
ご来店時
8ヶ月ぶりのご来店です。
何度か他の美容室で施術されたようですが、また来ていただけました。
嬉しいです!
今回はカラーとカットをしていきます。
カット
カットはお任せだそうです。
1ヶ月前にカットをしたそうですが、前回あまり顔まわりを切り込んでもらえなかったのが気になっていたようです。
今回は骨格に合わせて顔まわりの作り方を変えていくのがメインの施術になります。
後頭部、サイドともに伸びてきてシルエットが崩れてきてしまっているので、そちらも整えていきます。
ただ、襟足はあまり長さを切り込みすぎてしまうと骨格と合わなくなってしまいます。
なので長さを変えるというよりは骨格に合わせてシルエットを整えていくことにしました。
カラー
カラーは職場の規定で7レベルくらいまでしか明るくできないそうです。
おしゃれ染めのカラーは時間が経つと必ず褪色していくものです。
なので褪色後の明るさを計算してカラーをしなければなりません。
一般的にカラー剤は塗布すると、メラニン色素を脱色しながら色を入れるという工程が同時に行われます。
このメラニン色素の脱色が行きすぎると、後で色が抜けてきた時に明るくなりすぎてしまいます。
お客様のように職場の規定がある場合は後であまり明るくなりすぎないようにカラーの調合しました。
仕上がり
今回はラベンダー系の色味で染めました。
7レベルなので仕上がりはブラウンベースですが、上品な色合いになりましたね。
少しでも髪色が明るい方が同じシルエットでも軽く見えます。
やっぱりショートヘアはカラーと相性が良いと思います。
後頭部の丸みが綺麗に出ました。
長さはほとんど変えずに整えただけですが、シルエットが綺麗になっているのがわかると思います。
ショートヘアは整えるだけでもシルエットが変わりますね。
かなり技術差が出ると思います。
ショートヘアにされたい方はぜひ参考にしてみてください。